のぞみ号のおトクな料金・周辺情報

「のぞみ」号は、東海道・山陽新幹線の東京〜新大阪〜博多間での最速列車として運転されています。東京〜博多間は1069.7 kmあり、現在国内で運転される列車でもっとも距離の長い列車です。

概要

2020年3月のダイヤ改正で、東海道新幹線は全ての車両がN700Aタイプに統一され、東海道新幹線内で最高速度285ｋｍ運転が開始とともに、1時間あたり”のぞみ12本”運転されるダイヤがスタートしました。
レールは博多から先、九州新幹線の鹿児島中央駅まで通じていますが、のぞみ号など東海道新幹線からの列車は直通運転は行われていません。
全てののぞみ号は、16両編成で統一されています。

途中の主な停車駅は、東京・品川・新横浜・名古屋・京都・新大阪・新神戸・姫路・岡山・福山・広島・小倉・博多で、国内の大きな都市を結んでいることから、ビジネス利用が多いものの、各地への観光客・修学旅行等でも使われています

	新幹線のぞみ
運行区間	東京〜新大阪〜博多名古屋・岡山・広島発着もあり
使用車両	N700系
最高速度	300km/h
通過線区	東海道新幹線・山陽新幹線

距離・所要時間・料金

※料金は、大人１名分の通常期料金で記載しています。子ども料金は、大人の約半額です。詳細はJR/高速バス各社のHPにて確認してください。

指定席特急料金は、閑散期では200円引き、繁忙期では200円増しになります。

主な区間	距離 (営業キロ)	所要時間	自由席	指定席	グリーン席
東京〜名古屋	366.0km	約1時間40分	10,560円	11,300円	14,960円
東京〜新大阪	552.6km	約2時間30分	13,870円	14,720円	19,590円
東京〜岡山	732.9km	約3時間10分	16,600円	17,660円	23,730円
東京〜広島	894.2km	約3時間50分	18,380円	19,440円	26,700円
東京〜博多	1174.9km	約5時間	22,220円	23,390円	30,650円
新大阪〜岡山	180.3km	約40分	5,610円	6,350円	8,620円
新大阪〜広島	341.6km	約1時間20分	9,890円	10,630円	14,290円
新大阪〜博多	622.3km	約2時間30分	14,750円	15,600円	21,670円

お得な切符

金券ショップ(新幹線回数券)

６枚綴りで販売されている普通車指定席用新幹線回数券を沿線の金券ショップに行くとバラ売りして１枚ずつで取り扱っています。新幹線回数券は、「のぞみ」だけでなく、「みずほ」「ひかり」「さくら」「こだま」の普通車指定席で使用できます。そのほかに、普通車自由席用・グリーン車指定席用の新幹線回数券も設定されています。
ただし、注意点としては、ゴールデンウイーク・お盆・年末年始の繁忙期には利用できないので、その期間の利用を考えている場合は、他の手段を使ってください。

エクスプレス割引

エクスプレス予約は、JR東海の会員制サービスです。JR東海エクスプレス・カードに加入するか、サービス年会費1,100円（税込）を払って会員になる必要があります。
エクスプレス予約で購入すると、東京〜新大阪間で1,100円ほど安く買えます。そのほかに早特もあります。

スマートEX

スマートEXも、JR東海の会員制サービスです。エクスプレス予約と違い、年会費は０円ですが、スマートEX経由の普通料金は、駅窓口で購入の料金に200円程度の割引になります。
スマートEXでも早特があるので、そちらを利用するとメリットがあります。

株主優待券

JRの株主優待券を持っていると、運賃・特急券が10％引きになります。金券ショップで購入する場合には、１枚1,000円前後の価格で売られているので、東京〜新大阪間ののぞみ指定席14,720円で使うと、1,472円割引になります。

往復割引

JRは、片道が601km以上になると、運賃に往復割引が適応され、１割引になります。東京駅(東京都区内)〜新大阪駅(大阪市内)で556.4kmで、惜しくも往復割引の対象にはなりません。ですが、裏技としては、東京駅(都区内)〜西明石までで購入すると、612.3kmとなり、往復割引の対象になって、往復で¥200程度オトクになります。

歴史

東海道新幹線は、開業時から速達型は「ひかり」、各駅停車型は「こだま」で下が、1992年に、国内線航空便に対抗して、のぞみ号を東京〜新大阪間で300系を使って、ひかり号を上回る270km/hでの運転を開始。運転開始時は、名古屋・京都も通過しており、話題となりました。
翌1993年に東京博多間で本格運転開始し、1時間1本の運転。その後運転本数を増やし、現在の毎時12本運転まで本数を拡大してきました。