かがやき・はくたか号のおトクな料金・周辺情報

かがやき・はくたか号は、北陸新幹線の東京〜金沢間を結ぶ特急列車です。かがやきが、速達型で東京駅〜金沢駅を最速２時間半を切る所要時間です。一方はくたかは、長野〜金沢間は基本的に各駅に停車しますが、東京〜長野間は主要駅に停車します。

1 概要
2 距離・所要時間・料金
3 お得な切符
- 3.1 往復割引は適応されません
- 3.2 えきねっと割引
4 歴史
5 沿線のおすすめ宿泊施設

概要

北陸新幹線の全列車は、長野行きのあさまを含め、E7系・W7系の12両編成で運行されています。全区間グリーン車の他、グランクラスも連結されています。
北陸新幹線は、東京駅〜上越妙高駅までがJR東日本、上越妙高駅〜金沢駅間がJR西日本の管轄になっていますが、速達型のかがやき号は上越妙高駅を通過してしまうので、運転士と車掌はJR東日本内の長野駅で交代します。
長野新幹線あさま号で使用されていた、E2系車両は、すでに北陸新幹線からは全車両引退し、あさま号もE7系12両編成に統一されています。

	新幹線かがやき・はくたか
運行区間	東京〜金沢
使用車両	E7系・W7系
最高速度	260km/h
通過線区	北陸新幹線

距離・所要時間・料金

※料金は、大人１名分の通常期料金で記載しています。子ども料金は、大人の約半額です。詳細はJR/高速バス各社のHPにて確認してください。

指定席特急料金は、閑散期では200円引き、繁忙期では200円増しになります。
かがやきは、自由席は連結されず、全席指定です。

主な区間	距離 (営業キロ)	所要時間	自由席	指定席	グリーン席	グランクラス
東京〜上越妙高	281.9km	はくたかのみ停車：約1時間50分	8,910円	9,440円	12,060円	17,300円
東京〜黒部宇奈月温泉	358.1km	はくたかのみ停車：約2時間20分	11,550円	12,080円	15,750円	24,130円
東京〜富山	391.9km	かがやき：約2時間10分はくたか：約2時間40分	12,430円	12,960円	17,680円	26,060円
東京〜金沢	450.5km	かがやき：約2時間30分はくたか：約3時間10分	13,850円	14,380円	19,100円	27,480円

お得な切符

往復割引は適応されません

JRの運賃は、片道が601km以上になると運賃に往復割引が適応されますが、北陸新幹線の東京〜富山間で391.9km、東京〜金沢間でも450.5kmなので、往復割引は適応されません。

えきねっと割引

えきねっとの会員限定されますが、列車・席数・区間が限定された、インターネット予約限定の切符です。
乗車日当日午前1:40まで予約できる「えきねっとトクだ値」では10%割引されますが、乗車日13日前の午前1:40まで予約で予約期間は短いものの、通常の「えきねっとトクだ値」より、さらに割引がの高く30%割引になる「お先にトクだ値」もあります。「お先にトクだ値」はゴールデンウイークなどの繁忙期には設定されません。どちらも座席数限定ですが、特に「お先にトクだ値」が予約できれば、東京〜金沢でも１万円を切って、9,920円となり、4,000円もお得な料金で利用できます。

割引切符名	割引率	発売期間	東京〜上越妙高	東京〜黒部宇奈月温泉	東京〜富山	東京〜金沢
えきねっとトクだ値(乗車券付き)	10%引き	乗車日当日の午前1:40まで	8,310円	10,680円	11,480円	12,760円
お先にトクだ値(乗車券付き)	30%引き	乗車日13日前の午前1:40まで	6,450円	8,310円	8,930円	9,920円
通常指定席	–	発車時間まで	9,440円	12,080円	12,960円	14,380円

歴史

2015年の北陸新幹線長野〜金沢間の延伸開業時に東京・上野〜金沢間に新たに設定されました。北陸新幹線では、東京・上野〜長野間にあさま号、富山〜金沢間の区間運転につるぎ号が運転されています。
2019年の千曲川の洪水の影響で、長野新幹線車両センターまで洪水が押し寄せ、停車していたE7系・W7系の合計10編成が水に浸かって復帰不能と判断され廃車になりました。
この影響で、車両が運用上足りなくなり、急遽本数を減らしたり、上越新幹線用に投入されていたE7系を転用するなどすることになりました。
金沢から先の、福井・敦賀までの区間は現在工事が進められており、2023年の開業を予定しています。