特急つがるは、名前の通り青森駅と秋田駅を結ぶ特急列車です。
概要
特急つがるは、元々盛岡〜青森間の特急はつかり、八戸〜青森・弘前間の特急つがるに使用されていたE751系特急列車が使用されています。東北本線で使用されていた時は、最高時速130kmで運転されていましたが、現在の奥羽本線特急つがるでは、最高速度95kmで運転されています。E751系は4両編成ですが、グリーン車も1号車に半室設定されています。
特急つがる | |
運行区間 | 青森〜秋田 |
使用車両 | E751系 |
最高速度 | 95km/h |
通過線区 | 奥羽本線 |
距離・所要時間・料金
※料金は、大人1名分の通常期料金で記載しています。子ども料金は、大人の約半額です。詳細はJR/高速バス各社のHPにて確認してください。
指定席特急料金は、閑散期では200円引き、繁忙期では200円増しになります。
主な区間 | 距離 (営業キロ) | 所要時間 | 自由席 | 指定席 | グリーン席 |
青森〜大館 | 81.6km | 約1時間10分 | 2,470円 | 3,000円 | 3,520円 |
青森〜東能代 | 129.1km | 約1時間50分 | 3,670円 | 4,200円 | 5,770円 |
青森〜秋田 | 185.8km | 約2時間40分 | 5,170円 | 5,700円 | 7,270円 |
その他の交通機関との比較
現在秋田~青森間で奥羽本線に沿って運行されている高速バスは、秋田~能代間の便になります。以前は秋田~弘前・青森間でも運行されていたことがありますが、現在はありません。各地から東北地方の中心都市仙台や首都圏方面へのバスは多数運行されていますが、地方都市間でのバスは運行されていないのがさみしい限りです。
高速バス 秋田~能代
秋北バス・秋田中央交通が秋田(山王交番前・県庁・秋田駅など)~能代市街・能代バスステーション間で高速バスを運行しています。所要時間は1時間30分で1,000円です。座席は指定席ではなく、座席定員制の全席自由席です。市街地にも停車するため、行先によってはバスが早く安いため、便利です。
秋田~能代線>
歴史
青森〜秋田間の特急列車は、国鉄時代は大阪〜青森間の特急白鳥や、盛岡〜秋田〜青森間の特急たざわ、山形〜秋田〜青森間の特急つばさなど、多数が走っていました。
1997年秋田新幹線工事期間からは、青森〜秋田間で特急かもしかの運転が開始。
2010年の東北新幹線新青森〜八戸間の延伸開業時に、青森〜秋田間は特急つがるの名前に統一されました。
特急つがるは、東北新幹線の盛岡〜八戸開業時には、八戸〜青森・弘前間で運転を開始していましたが、この2010年からは区間を変更して運転されています。